修復された東大手門。平成26年10月から修復が開始され、29年3月に完成した。
東大手門を正面から。寛永三年(1626)頃の建築で、天皇の二条城行幸の際に二階から見下ろさない配慮のために一重の薬医門改められ、後に櫓門形式に戻った。
青空に映える東大手門。通常櫓門は枡形内の奥側にあるが、この東大手門は通りに直接面している。
東大手門は修復により錺金具に鮮やかな色と光が戻った。修復前は青緑色の銅の錆に覆われていたが、修復後は金箔模様が鮮やかに映える。石垣も美しい切り石が積まれ、石の表面がはつり加工されている。
東大手門。櫓門には石落としが設けられている。床の一枚板を外すと石落としが現れ攻撃者を頭上から襲う。
東大手門の右手上部のようす
東大手門の細かな細工の錺金具(かざりかなぐ)
東大手門の右手隅柱下部の錺金具。一カ所千鳥の文様が見える。
千鳥の文様を拡大して見る。眼や羽などに細かい細工が施されている。
修復前の東大手門。青緑色の錆びた銅が見える。
東大手門外の石碑。元離宮二条城と呼ばれるのは、大政奉還後城が皇室の所有となり「二条離宮」と呼ばれたからで、昭和の時代に京都市に譲られたのちに「元離宮」が付けられた。
東大手門前の外堀にかかる橋から北方を望む
東大手門前の外堀にかかる橋から南方を望む。水濠の水は二条城の南にある神泉苑から引いてきている。
東大手門を城内から