東京駅八重洲口北側にある北町奉行所跡の東方には江戸城外堀があった。鍛冶橋門(東京駅八重洲南口)で発見された石を使った外堀石垣をイメージした石積みが見られる。
北町奉行所跡の江戸城外堀石垣 解説板
北町奉行所跡。石積みが向こうに延びていくが、手前側にある整形された石8個が実際に外堀から発見された石である
文化3年(1806)から当地に北町奉行所が置かれた。「遠山の金さん」で知られる遠山景元もここで執務した。発掘調査で奉行所の遺構が発見され、現在展示されている石組は約30m西から発見された下水溝である。本来は3~4段の石積みであったが現在は最下段のみが残る。