二の丸庭園は特別名勝に指定されている。
二の丸庭園の池に石垣が築かれている。寛永三年(1626)の後水尾天皇の行幸に際には石垣の向こう側に御殿を作った。その御殿は行幸後に仙洞御所に移築されたが、その後焼失した。
二の丸庭園。後水尾天皇の行幸に際して小堀遠州が改修を行った。
二の丸庭園。海外からの観光客に大人気のスポット
二の丸庭園は二の丸御殿からの眺めを意識して造られた。右手は大広間で、後水尾天皇の行幸の際には能舞台が写真左側の付近に設けられたとのこと。
二の丸庭園越しに見る二の丸御殿黒書院。御殿側から庭を見ると手前に縦に置かれた石が目立つ。これは武家庭園の特徴。
二の丸庭園の池の中央に蓬莱島、左右に鶴島・亀島を配している。庭園の石には紀州の青石がふんだんに用いられる。
二の丸庭園には肥前鍋島家から贈られたと言われれる蘇鉄が植えられていた。現在は1株だけある。
二の丸庭園の池。とても薄くて長い繊細な石が橋として架けられている
二の丸庭園越しに見る二の丸御殿大広間。蘇鉄暖かい地域の植物で寒さに弱いため、冬には藁を巻いている。