三の丸虎口である鉄門跡の石垣。かつては石垣間に門が構えられており、門扉に鉄板が貼り付けられていたことから鉄門と呼ばれる。
三の丸虎口である鉄門跡の石垣。石段が見えるが、石垣上に登り鉄門内に入る構造であった。
鉄門跡の石垣を枡形内から見る。高知城は荒い石(石材はチャート)を使った野面積み石垣が多い中、鉄門は砂岩の打ち込みハギでキッチリと石が積み上げられているのが特徴。根石はチャートであることから、鉄門の改築に伴い石垣が積みなおされたと考えられるとのこと。
鉄門跡の枡形を見下ろす。かつて枡形には門を守る塀が詰める番所があった。
鉄門から階段を上がっていくと正面に詰門の東側が見える。ここは交差点になっており、右には二の丸へ行く道が、左には梅の段への道があるが、鉄門してきた敵兵は正面の詰門が目に入り、二の丸方向には行かせない構造であった。なお詰門を突破しても本丸には直接行けず、梅の段に出るだけであった。