二の丸から見る常盤木門
常盤木門を見上げる。赤い橋を渡り階段を登ると常盤木門に至る。門の向こうに見える松は戦国時代からのもの。常盤木とは常緑樹(松)のことを指す。
常盤木門への橋の左手の本丸東堀跡。往時は5m程深かったとのこと。
常盤木門への橋の右手の本丸東堀跡。往時は幅は最も広いところで20m以上、5m程深かったとのこと。かっての堀の形が植木と盛土で表現している。
常盤木門の櫓門の向かいにある櫓。常盤木門は枡形門で、周囲を多聞櫓で囲んでいた。
常盤木門手前に左右に石垣が見えるが、かつてはこの石垣の間に門があった。また背後の壁には矢穴が無いが、壁に窓がありそこから敵を攻撃した。
常盤木門手前の右手石垣。かつては左右の石垣の間に門があった。
常盤木門手前の左手石垣。かつては左右の石垣の間に門があった。
常盤木門は本丸の大手門。古絵図などから江戸時代初期から存在していたことが分かる。元禄16年(1703)の地震で崩壊したのち復元され、明治3年(1870)まで存在した。現在の櫓門は昭和46年に絵図を元に外観復元されたもの。表面には鉄が貼られている。瓦の紋は三つ葉葵で本丸は徳川将軍のためのスペースであることを示している。
常盤木門を城内から見る
常盤木門石碑