五稜郭 | 日本の城写真集

五稜郭 | 日本の城写真集

五稜郭

蝦夷地北海道 / 収録写真枚数:76枚

江戸時代末期の嘉永6年(1853)に黒船が来航し、翌安政元年(1854)には日米和親条約が締結され、箱館港が開港された。江戸幕府はこの箱館港を防御するために五稜郭を築き、安政4年(1857)に着工、元治元年(1864)に完成した。郭内には江戸幕府が蝦夷地を支配するための箱館奉行所が置かれた。慶応3年(1867)の大政奉還に伴い、奉行所は明治新政府が使用した。
明治元年(1868)10月に榎本武揚、土方歳三らの旧幕府軍が五稜郭を占拠し、この地を本拠として蝦夷地を支配した。しかし翌年6月には新政府軍の攻撃を受け、土方歳三は戦死、その他榎本ら幹部は降伏し、五稜郭は新政府軍が占拠した。旧幕府軍の敗北により戊辰戦争は終結し、日本全土が明治新政府の支配下に入った。
城の縄張りは日本の通常の城とは異なり、五角形をしている。これは西洋の城郭をモデルに築いたためで、当時の主力兵器であった大砲での戦い向きの縄張りであった。

日本百名城。幕末に箱館港を防御するために築かれた。明治元年に旧幕府軍が五稜郭を占拠したが、翌年には旧幕府軍は敗北、新政府軍が占拠した。城の縄張りは日本の通常の城とは異なり、西洋の城郭をモデルに五角形をしている。

(2009/8/30 作成、2012/8/10 更新)

五稜郭付近の地図

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