杉山城は武蔵国北西部に位置する城で、この地方の重要拠点である川越城、武蔵松山城と鉢形城を結ぶラインの中間にあり、その中継拠点の役を果たしたと思われる。城の縄張りは堅牢な枡形虎口や馬出、横矢掛かりで守られており16世紀後半の城の構造を持つ。しかし発掘の結果築城は1500年頃の築城という事が判明しており、築城年代が確定していない。この縄張りと発掘結果の矛盾は「杉山城問題」と呼ばれている。この城に関する文献が非常に少ないことも、全貌解明を難しくしている。
現在城跡は非常に綺麗に整備されており、厳重な守りを誇る「土の城」を見学するには最適な城の一つであり、必ず訪れたい城である。
城の縄張りは堅牢な枡形虎口や馬出、横矢掛かりで守られており16世紀後半の城の構造を持つ。しかし発掘の結果築城は1500年頃の築城という事が判明しており、築城年代が確定していない。この縄張りと発掘結果の矛盾は「杉山城問題」と呼ばれている。
(2014/6/21 作成)