当地は鎌倉時代から伊達家の支配下にあり、十六世紀中ごろに大森城は築城されたものと思われる。城主は伊達実元が務め、その後天正十五年(1585)には実元の子・成実、翌年には片倉景綱が城主となった。その後、伊達家は豊臣秀吉による奥州仕置により転封され、蒲生氏が支配した。この時、蒲生氏の客将・木村吉清が城主となった。吉清は拠点を杉妻城(福島城)へ移したため、大森城は使用されなくなった。慶長3年(1598)には上杉家が入り、栗田氏、次いで芋川氏が城主を務めた。
関ヶ原合戦時に上杉家が三十万石に減封された後も当地は上杉家の支配下にあったが、寛文四年(1664)にはさらに十五万石に減封され、当地は幕府領となり、大森城は廃城となった。
当地は鎌倉時代から伊達家の支配下にあり、十六世紀中ごろに築城された。伊達家は豊臣秀吉による奥州仕置により転封され、蒲生氏が支配した。慶長3年には上杉家が入り、寛文四年に減封され、当地は幕府領となり大森城は廃城となった。
(2010/9/11 作成)