伊豆木陣屋は慶長五年(1600)に封じられた小笠原長巨が築いた陣屋である。長巨は松尾小笠原家の一族で、最後の松尾城城主・小笠原信嶺の弟である。
明治時代に入ると陣屋の多くの建物は取り壊されたが、寛永初年(1624)頃の建築である書院は現在まで残る。その書院は南側が斜面状となっており、その上に懸造りで建てられた大変珍しいものである。
慶長五年(1600)に封じられた小笠原長巨が築いた陣屋。長巨は松尾小笠原家の一族で、最後の松尾城城主・小笠原信嶺の弟である。明治時代に入ると陣屋の多くの建物は取り壊されたが、寛永初年(1624)頃の建築である書院は現在まで残る。書院は清水寺と同じ懸造りで建てられた大変珍しいものである。
(2016/5/5 作成)