左手奥に山手御門が見える。そこから右手前方向に土塁が伸び、その左わきに堀がある。近年整備されたもので、往時の堀はもっと深く、土塁は高く、「楽只堂年録」絵図によると石垣であったか。
山手御門付近は平成19年(2007)に甲府市歴史公園として整備され、堀や土塁が表現されて美しい芝が貼られている。晴れた日にはとても気持ちよく過ごせる公園だ。
現在は公園となっているので、往時の堀の深さや土塁の高さとは異なるが、かつての堀の位置に凹みが見られる。
山手御門前を山手御門付近から見下ろす
清水曲輪北西隅付近の石垣が甲府駅北口ロータリーに展示されている
清水曲輪北西隅付近の石垣。江戸時代中期の絵図から高さ約9mの石垣があったことが分かっており、今見えている石垣は中ほどの部分だったと考えられるとのこと。