鴫山城は愛宕山に築かれた城である。築城したのは当地の豪族・長沼氏で、南北朝時代の築城である。城は籠城用の詰城と、日常の政務・居館に用いる山麓部分に分かれる。
長沼氏は会津の戦国大名・蘆名氏に属していたが、蘆名氏滅亡後は、当地は蒲生氏、上杉氏の支配下に入り、上杉氏の時代には家老・直江兼次の弟・大国実頼が城主を務めた。その後、寛永20年(1643)には幕府領となり、元禄年間に田島陣屋が置かれた。
築城したのは当地の豪族・長沼氏で、南北朝時代の築城である。長沼氏は会津の戦国大名・蘆名氏に属していたが、蘆名氏滅亡後は、当地は蒲生氏、上杉氏の支配下に入り、上杉氏の時代には家老・直江兼次の弟・大国実頼が城主を務めた。
(2010/9/4 作成)