津川城は阿賀野川流域の会津・越後国境を守る城である。当地は現在は新潟県に属するが、以前は陸奥国に属していた。城は阿賀野川と常浪川の合流地点付近の麒麟山に築かれている。
築城したのは会津芦名家の一族・藤倉盛弘と伝わる。その後藤倉氏は金上氏と改名し、代々城主を務めた。金上氏は芦名氏の重臣であったが、芦名氏は天正17年(1589)の伊達氏との戦いに大敗し、当主の金上盛備も戦死した。
芦名氏はこれにより滅亡し、伊達家、蒲生家(城主・北川平左衛門)、上杉家(城主・藤田信吉)、蒲生家(城主・岡重政)が支配した。蒲生家は寛永四年(1627)に改易となるが、その際に江戸幕府の命により廃城となった。
阿賀野川流域の会津・越後国境を守る城。当地は現在は新潟県に属するが、以前は陸奥国に属していた。城は阿賀野川と常浪川の合流地点付近の麒麟山に築かれている。会津の芦名家重臣・金上家が城主を務めたが、芦名家滅亡後は伊達家、蒲生家、上杉家、再び蒲生家が支配した。
(2010/3/24 作成)