銅門の櫓門を馬屋曲輪から
枡形内のようす
銅門の櫓門。扉の飾り金具に銅を使用していたため銅門と呼ばれた。櫓門の梁には松が、柱や扉には檜が用いられている。
銅門を内側から。現在の銅門は平成九年(1997)に建てられたもので、史料を元に当時の工法・技術で復元された。復元に当たっては、建材は国内に留まらず海外のラオスからも調達された。
銅門を内側から見る
櫓門へ登る階段。往時は右側手前に向かって石垣が伸びていた
櫓門を二の丸側から見る。櫓門左には石垣上に土塀が築かれ、これが銅門の枡形を構成する。土塀には矢狭間と鉄砲狭間があり、また控柱に板を渡し土塀上から城兵が鉄砲を撃ち、枡形内に侵入した敵に対抗する構造。
櫓門を住吉堀越しに見る
伝銅門礎石
銅門土塀模型。銅門の建設を行うに際の調査のために事前に製作したものを、小田原市建築協同組合より寄贈を受け、そのまま展示されている。土の収縮や乾き具合などを確認するために造られたもので、壁の内部構造が良く分かる。塀を造る際には、竹を縛って格子状にしたところに土を何重かに塗っていき、最後に真っ白な漆喰を塗り上げる。