岡城は、稲葉川と白滝川に挟まれた山に築かれた城で、両川沿いは断崖となっている。
城が築かれたのは文治元年(1185)で、築城者は当地の豪族・緒方惟栄であったと言われる。その後、豊後国守護大友氏の配下・志賀氏が城主となり、戦国時代の天正十四年(1586)には薩摩の島津軍の猛攻を受けるが、城主の志賀親次は城を守り抜いた。
文禄三年(1594)に大友氏が失脚すると中川秀成がこの地に封じられ、現在のような石垣造りの城に築きなおした。寛文三年(1662)には西の丸御殿が完成し、現在の城の姿となった。
日本百名城。豊後国守護大友氏の配下・志賀氏が城主となり、戦国時代の天正十四年には薩摩の島津軍の猛攻を受けるが、城主の志賀親次は城を守り抜いた。現在も立派な石垣が残り、特に三の丸の高石垣は足場の悪い断崖に築かれており圧倒される。
(2008/5/25 作成)