坂下門跡付近から二の丸へ登ったあたりから右を見ると、甲府城の象徴的な謝恩碑が建つ台所曲輪石垣が見える。謝恩碑は明治44年に山梨県が明治天皇から皇室の山林を頂いたことを記念して建てられ大正11年に完成したもの。花崗岩製で高さ約18メートルで、古代エジプト神殿の入り口に設けられた搭状の門の形状とのことである。
鉄門の左手のようす。台所曲輪の石垣が見える。台所曲輪からは鉄門を見下ろせる位置にあるので、鉄門前を守る役割があったのだろう。
銅門脇から台所曲輪に登る石段。台所曲輪は本丸西虎口の銅門と、本丸南虎口の鉄門の両方に接する重要な一にある。