北堀のようす。2カ所出構と呼ばれる突出部があるのが最大の特徴で、左手に東出構が見える。北堀の北側に道があり、この道を歩くと左手に堀や出構を見ながら西端の虎口まで行ける。
北堀は幅が約30メートル。かつては城の北側を守る役割を担ったであろう。今は堀の中に八重桜が咲く
北堀は城に近い部分が深く掘られる二重の箱堀となっている。攻撃側は最初は徒歩で堀を渡れるものの、城に近づくと落とし穴のように深い部分に陥る罠のような構造であったか。今は堀の深い部分は水路となっている。
北堀沿いに西に進む。よく整備され解説板も豊富で城の理解が進む。
北堀の解説板
「新府城跡の景観と遺構」
北堀の西側には現在も水をたたえている。右手土塁は枡形のもの。
北堀の西側には現在も水をたたえている。奥に虎口がある
北堀の西奥の虎口に向かって坂を登る。濠との高低差は相当なものである。
北堀の西側を見る。5月でも山頂には雪の積もる南アルプスを遥かに望む。