紀伊国 / 和歌山県
天守。天守は慶長五年(1600)の関ヶ原合戦後に浅野幸長が築き、当時は黒板張りであった。その後寛政十年(1798)に白壁に改められた。弘化三年(1846)に落雷で焼失するが、嘉永三年(1850)に再建された。明治維新後も残り国宝に指定されたが、太平洋戦争の空襲により天守は焼失した。現在の天守は昭和33年に再建されたものである。