江戸城外郭市ヶ谷御門石垣の中の石の一つ。形が烏帽子に似ていることから烏帽子石と呼ばれる。非常に大きく鏡石であったのだろう。現在は日比谷公園に移され展示されている。
かつてこの石は市ヶ谷御門内に組み入れられていたが、道路拡張に伴い石垣が取り壊され、この石は永く保存するために日比谷公園にまで移送された。相当な大きさの石なので、運ぶのは大変だったであろう。
江戸城外郭市ヶ谷御門石垣の中の石の一つである烏帽子石。表面がはつり加工されている
江戸城外郭市ヶ谷御門石垣の中の石の一つである烏帽子石。面積が巨大で鏡石だったと思われるが、そんなに厚さはない。普段は石垣に組み込まれていて分からない鏡石の厚さが分かる貴重な展示。
江戸城外郭市ヶ谷御門石垣の中の石の一つである烏帽子石の裏側。裏側も比較的綺麗に加工されている