八幡山古郭東曲輪を下から見上げる。八幡山古郭は八幡山の尾根上に位置し、東から東曲輪、本曲輪、西曲輪、鍛冶曲輪、藤原平、毒榎平と並び、その先には小峰大堀切を設けて西への防御とした。
八幡山古郭東曲輪のようす。平成17年(2005)の発掘調査では、16世紀(戦国時代)の竪穴状遺構や掘立柱建物跡が発見された。また縄文時代や古墳時代のものも発見され、古くから人々が活動したことが窺える。
八幡山古郭東曲輪からの眺め。八幡山古郭には北条氏時代の遺構が多く残るが、北条氏初期の遺構は発見されず北条早雲(伊勢宗瑞)の時代の小田原城の中心だった訳ではないようである。