豊臣時代の三の丸北端石垣で、慶長19年(1614)に大阪冬の陣後の講和で埋め立てられたものが発掘され、ドーンセンターの西側に移築復元されている。豊臣時代に築かれた城は、徳川幕府により埋め立てられ新たな大坂城が築かれたため、今豊臣時代の石垣を見ることができるのは貴重。
ドーンセンターは大坂城の北西、京橋口から天満橋駅方向へ向かうとある。
長さは21m程で、高さは往時は推定5m程度とのこと。豊臣家の石垣に使われる石は、今見える徳川の石垣(一定の大きさの切り出された石)とは違い、自然石がそのまま使われている。また、石の種類も、徳川の石垣はほぼ花崗岩が使われるが、豊臣の石垣には様々な種類の石が用いられている。