桜門。寛永三年(1626)創建の門があったが、明治維新で失われた。現在の門は明治20年(1887)に陸軍が建てたもの。
桜門
桜門右脇の石。桜門の両脇の石は龍虎石と呼ばれ、江戸時代には雨が降ると右側の石には龍の姿が現れると言われた。
桜門左脇の石。左側の石には虎の姿が現れると言われた。
桜門
桜門東側の本丸石垣と内堀。空堀となっている。
桜門西側の本丸石垣と内堀。空堀となっている。
桜門内側にある銀明水井戸の井筒。当初は本丸御殿の裏側にあり、警備にあたった者たちの飲み水であった。昭和六年(1631)にここへ移設された。
桜門内側にある枡形の大石。蛸石と呼ばれる城内第一位の巨石で、およそ36畳敷(60平方メートル)推定重量130tである。一方厚さはわずか70cm程しかなく、巨大な石を薄く切り出す技術が往時にはあったことが分かる。この枡形は寛永元年(1624)岡山藩主池田忠雄が担当したもので、備前産の良質花崗岩が用いられている。
桜門枡形の石垣。桜門枡形にも多聞櫓があったが、焼失してしまった。
桜門枡形の石垣
桜門枡形の石垣
桜門枡形の石垣