水戸城 | 日本の城写真集

水戸城 | 日本の城写真集

水戸城

常陸国茨城県 / 収録写真枚数:126枚

【城の歴史】
水戸城は建久四年(1193)に源頼朝から馬場資幹が当地を与えられ大掾氏を名乗ったのが始まりと言われる。応永33年(1426)に江戸道房が水戸城を奪い以降165年間江戸氏が支配した。この江戸氏のときに城域を二の丸まで拡張したことが発掘調査で分かった。天正18年(1590)に豊臣秀吉が関東に攻め寄せると佐竹氏が江戸氏を倒し水戸を制圧、本拠を常陸太田から水戸に移した。
関ケ原合戦の結果佐竹家は秋田に移封され、江戸時代に入ってからは徳川家康の三人の子(信吉、頼宣、頼房)が相次いで城主となり、以降水戸徳川家の居城で水戸藩35万石の首府であった。

【城の立地】
水戸城の北は那珂川が流れ、南は千波湖に挟まれた広い台地上に築かれた土の城。

【城の見どころ:普請(土木工事)編】
東から下の丸、本丸、二の丸、三の丸と西に向かって連なる縄張り。水戸城の城域は非常に広大で、特に二の丸、三の丸は広大な面積を誇る。各曲輪を隔てる空堀が非常に高低差があり幅が広いスケール感が特徴。

【城の見どころ:作事(建築)編】
日本最大規模の藩校である弘道館が現存する。また本丸に堂々たる薬医門も現存する。さらに近年大手門と二の丸角櫓が復元され、城域一体も雰囲気のある整備が進んでいる。

【主な参考文献等】
現地看板、パンフレット

日本百名城。徳川御三家の城として知られる。元々は馬場氏、江戸氏、佐竹氏の城であったが、佐竹氏は関ヶ原合戦後に出羽に転封となり、代わって家康の五男・武田信吉、十男・頼宣、次いで十一男・頼房が入った。この頼房が水戸徳川家の始祖である。

(2007/10/8 作成、2014/5/18 更新、2023/6/10 更新)

水戸城の写真撮影スポット

当サイト管理人(けいすけ)が全写真を撮影。水戸城の人気の撮影スポットをご紹介します。

水戸城付近の地図

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